耳鼻咽喉科での聴力検査は125Hzから8000Hzまでの聴力を測定します。健診では1000Hzと4000Hzだけ測定します。ただ、周波数だけでは漠然としていて、1000Hzといわれてもどのような生活音がその周波数に近いのかすぐにはわかりません。今回は身近な生活音やメロディーがどのような周波数で構成されているか調べてみました。
例えば
・88鍵のピアノだと、馴染みの真中のドの音はC4(262Hz)で、最低音A0(27.5Hz)~最高音C8(4186Hz)まで音が出ます。
・お風呂が沸きましたでお馴染みの給湯器のメロディー『人形の夢と目覚め』はG5(784Hz)からはじまり、最低音C5(523Hz)~最高音F6(1400Hz)の音が出ています。
・コンビニの入店でお馴染みのメロディーはF♯5(740Hz)から始まります。
・救急車のサイレン(シーソーシーソー)の音はB5(960Hz)・G5(770Hz)が交互に鳴ります。
ちなみに人間の地声は個人差が大きくなりますが、男性はC4 (262Hz)・女性はA4(440Hz) くらいで、さらに約2オクターブの声域をもっているといわれています。耳に心地よい音と聞こえやすい音というのは必ずしも同じではないかもしれません。